SAKE DICTIONARY
みりんとは
別表記:味醂/本みりん分類:蔵と文化
もち米と米麹に焼酎やアルコールを加えて糖化・熟成させ、搾った甘い酒。酒税法上の酒類で、料理の調味料として広く使われ、かつては飲用もされた。
みりん(本みりん)は、蒸したもち米と米麹に焼酎や醸造アルコールを加えて仕込み、麹の酵素で糖化・熟成させてから搾った酒です。日本酒と違って醪の中でアルコール発酵は起こらず、アルコール分は最初に加えた焼酎などに由来します。できあがりは糖分が40%を超える濃厚な甘さで、アルコール分は14%前後が一般的です。
酒税法上は「みりん」という品目の酒類で、酒税がかかります。店頭に並ぶ「みりん風調味料」はアルコール分1%未満で、水あめなどを合わせて作られた別物です。
文献に現れるのは戦国時代ごろからで、江戸時代には甘く珍しい酒として飲まれていました。みりんに焼酎を加えて飲みやすくした「本直し」(上方では「柳蔭」)は、冷やして飲む夏の酒として親しまれた歴史があります。今も正月のお屠蘇に使われるなど、日本酒と同じく米と麹から生まれた、もうひとつの伝統の酒です。
執筆:SAKEJOURNEY編集部 / 最終更新:2026年9月28日
