SAKE DICTIONARY
お屠蘇とは
読み方:おとそ別表記:屠蘇/屠蘇散分類:蔵と文化
正月に一年の無病息災を願って飲む薬草酒。山椒や桂皮などを調合した屠蘇散を日本酒やみりんに浸して作る。年少者から順に飲むのがならわし。
お屠蘇(おとそ)は、正月に一年の邪気を払い、無病息災を願って飲む薬草酒です。「屠蘇」は「邪気を屠(ほふ)り、魂を蘇らせる」という意味とされ、中国の唐の時代の風習が平安時代に日本の宮中に伝わり、江戸時代に庶民に広まりました。
作り方は、山椒、桂皮、白朮(びゃくじゅつ)、桔梗などを調合した屠蘇散(とそさん)を、日本酒やみりん、あるいはその両方に一晩浸すだけです。屠蘇散は年末に薬局や酒販店で手に入り、日本酒を買うと付いてくることもあります。
飲む順番は年少者から年長者へ、というのが伝統的な作法です。若い人の生気を年長者に分ける、という意味が込められています。地域によっては赤酒やみりんで作るなど、正月の食卓に地方色が出る飲み物です。
執筆:SAKEJOURNEY編集部 / 最終更新:2026年9月28日
