SAKE DICTIONARY
灘五郷とは
読み方:なだごごう別表記:灘/灘の酒分類:蔵と文化
兵庫県神戸市から西宮市にかけての5つの酒造地域(西郷・御影郷・魚崎郷・西宮郷・今津郷)。日本最大の酒どころで、宮水と六甲の風、丹波杜氏が辛口の酒を生んだ。
灘五郷(なだごごう)は、兵庫県神戸市灘区・東灘区から西宮市にかけて広がる5つの酒造地域の総称です。西から西郷(にしごう)、御影郷(みかげごう)、魚崎郷(うおざきごう)、西宮郷(にしのみやごう)、今津郷(いまづごう)と並び、日本酒の生産量で全国の約4分の1を占める日本最大の酒どころです。
発展の理由は揃っていました。酒造りに理想的な硬水の宮水、六甲おろしの寒風、精米に使えた六甲山系の急流と水車、丹波杜氏の技術、そして江戸への海運。江戸時代、灘の酒は「下り酒」として江戸の市場を席巻し、辛口でキレのある「灘の男酒」の評判を作りました。
現在も白鶴、菊正宗、大関、日本盛、沢の鶴、白鹿など大手が集まり、蔵の資料館や直売所を巡る「灘の酒蔵巡り」が観光コースになっています。2018年には「灘五郷」が地理的表示(GI)に指定されました。
執筆:SAKEJOURNEY編集部 / 最終更新:2026年9月28日
