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SAKE DICTIONARY

宮水とは

読み方:みやみず分類:原料・酒米

兵庫県西宮市で湧く、酒造りに理想的な硬水。リンとカリウムが多く鉄が少ないため発酵が力強く、辛口でキレのある灘の酒を生んだ。江戸時代に発見。

宮水(みやみず)は、兵庫県西宮市の一角で湧く地下水で、日本酒造りに最も適した水として知られています。1840年ごろ、灘の酒造家・山邑太左衛門が、西宮の蔵の酒だけが良い出来になることに気づき、水の違いを突き止めたと伝わります。

宮水は硬度の高い硬水で、酵母の栄養になるリンやカリウムを多く含み、酒の色や味を損なう鉄分がきわめて少ないのが特徴です。この水で仕込むと発酵が力強く進み、辛口でキレの良い「男酒」と呼ばれる灘の酒質が生まれます。

現在も灘五郷の蔵は宮水を汲み上げて仕込み水に使い、水源を守るために地域で協定を結んでいます。日本酒における「水の力」を象徴する存在です。

執筆:SAKEJOURNEY編集部 / 最終更新:2026年9月28日

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