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SAKE DICTIONARY

伏水とは

読み方:ふしみず別表記:伏見の水分類:原料・酒米

京都・伏見の地下から湧く、鉄分の少ない中硬水。灘の宮水よりやや軟らかく、まろやかで柔らかい「女酒」と呼ばれる伏見の酒質を支える。

伏水(ふしみず)は、京都市伏見区の地下から湧く名水の総称です。伏見はかつて「伏水」と書かれたほど、桃山丘陵から流れ込む地下水が豊かな土地で、この水を求めて酒蔵が集まり、灘と並ぶ酒どころになりました。

水質は鉄分が少なく、カルシウムやカリウムを適度に含む中硬水。灘の宮水ほど硬くはなく、発酵が穏やかに進むため、酒はまろやかで柔らかく仕上がります。灘の辛口の「男酒」に対し、伏見の酒は「女酒」と呼ばれてきました。

伏見の蔵元には敷地内に井戸を持つところが多く、月桂冠や黄桜など大手の蔵も自社井戸の伏水で仕込んでいます。同じ日本酒でも、水で性格がこれほど変わる好例です。

執筆:SAKEJOURNEY編集部 / 最終更新:2026年9月28日

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