SAKE DICTIONARY
仕込み水とは
読み方:しこみみず別表記:汲水/酒造用水分類:原料・酒米
酒の仕込みに使う水。日本酒の成分の約8割を占める。硬水は力強い酒、軟水はやわらかい酒になりやすく、酒質の土台を決める。
仕込み水は、日本酒の仕込みに使う水のことです。日本酒の成分の約8割は水。米と並ぶ、いやある意味では米以上に酒質の土台を決める原料です。名水の地に酒どころが重なるのは偶然ではありません。
水の個性はミネラル分(硬度)に表れます。硬水はカリウムやマグネシウムなど発酵を助ける成分が多く、発酵が旺盛に進んで力強い辛口に。灘の「宮水」がその代表です。軟水は発酵がゆっくり進み、やわらかくきめ細かい酒に。伏見や広島の酒質はこちらの系譜です。
明治期には広島の三浦仙三郎が軟水でも安定して醸せる「軟水醸造法」を確立し、吟醸酒時代の礎を築きました。蔵見学で仕込み水を飲ませてもらえたら、ぜひその酒の味と比べてみてください。
執筆:SAKEJOURNEY編集部 / 最終更新:2026年9月28日
