SAKE DICTIONARY
枯らしとは
読み方:からし別表記:白米の枯らし/酒母の枯らし/出枯らし分類:製法・造り
精米した白米、できあがった酒母、麹室から出した麹などを、次の工程に移る前にしばらく置いて落ち着かせること。温度や水分、勢いを整える間合い。
枯らし(からし)は、酒造りのいくつかの場面で使われる言葉で、材料を次の工程へ進める前に、一定の期間置いて状態を落ち着かせることを指します。代表的なものが次の3つです。
- 白米の枯らし:精米したばかりの米は、削られるときの摩擦で熱を帯び、水分も不安定です。すぐに洗わず、しばらく置いて温度と水分をなじませることで、浸漬のときに吸水がそろい、割れも起きにくくなります。
- 酒母の枯らし:できあがった酒母を、醪の仕込みに使うまで低い温度で保っておく期間です。この長さや温度によって、酵母の勢いを加減します。
- 出枯らし:麹室から出した麹を広げて熱を逃がし、余分な水分を飛ばすことです。麹菌の繁殖を止め、麹を使いやすい状態に整えます。
いずれも作業そのものは「置いておく」だけに見えますが、次の工程の出来を左右する準備の時間です。枯らしの取り方にも、蔵ごとの考え方が表れます。
執筆:SAKEJOURNEY編集部 / 最終更新:2026年9月28日

