SAKE DICTIONARY
槽搾りとは
読み方:ふなしぼり別表記:槽掛け/舟搾り/槽/押槽分類:製法・造り
醪を入れた酒袋を「槽」と呼ばれる箱に積み重ね、上から圧力をかけて搾る伝統的な方法。時間はかかるが、雑味が出にくくきれいな酒になる。
槽搾り(ふなしぼり)は、醪を詰めた酒袋を「槽(ふね)」と呼ばれる細長い箱に並べて積み、上から圧をかけて酒を搾る方法です。箱の形が舟に似ていることからこの名があります。
自動圧搾機(ヤブタ式)が普及する前は、これが搾りの標準でした。圧力が穏やかで、袋の目を通ってゆっくり酒が流れ出るため、雑味や苦味が出にくく、澄んだ味になります。搾りはじめの「あらばしり」、中盤の「中取り」、最後に圧をかける「責め」と、時間によって味が変わるのも槽搾りならではです。
手間と時間がかかるうえ、搾り切れず酒粕に残る酒も多いため、現在は吟醸酒や限定酒に使われることがほとんどです。ラベルに「槽搾り」「槽掛け」とあれば、そうした手仕事の酒だと分かります。
執筆:SAKEJOURNEY編集部 / 最終更新:2026年9月28日