本文へスキップ

SAKE DICTIONARY

手造りとは

読み方:てづくり分類:分類・特定名称

伝統的な道具や人の手による作業を重んじて造った酒であることを示す言葉。かつては業界の自主基準に条件があったが、今の国の表示基準に定義はない。

「手造り」は、ラベルや商品の説明で、人の手による伝統的な作業を重んじて造ったことを伝えるために使われる言葉です。麹蓋での製麹、甑での蒸し、槽での搾りなど、機械に頼らない工程を強調するときによく見かけます。

かつては業界の自主基準で、甑と麹蓋(またはそれに代わる箱)を使い、生酛系か普通の速醸酒母で造った酒で、本醸造などの表示ができるものに限って「手造り」と表示できる、という条件が定められていました。しかし1990年に国の「清酒の製法品質表示基準」が始まる際、道具で線を引くのはふさわしくないとして、この項目は外されています。

そのため現在の「手造り」は、特定名称酒のように国が定めた条件を示す言葉ではありません。どの工程を手作業で行っているかは蔵によって違うので、気になるときは裏ラベルや蔵の説明を確かめるとよいでしょう。機械を使う工程があるからといって、それだけで酒の良し悪しが決まるわけでもありません。

執筆:SAKEJOURNEY編集部 / 最終更新:2026年9月28日

WORDS

あわせて知りたい用語

辞典トップへ
← 用語辞典トップへ日本酒をさがす