SAKE DICTIONARY
甑とは
読み方:こしき分類:製法・造り
酒造りで米を蒸すための大きな蒸し器。かつては和釜の上に据える木製の桶型が主流で、今はステンレス製も多い。その季節最後の蒸しを「甑倒し」と呼ぶ。
甑(こしき)は、酒造りで浸漬を終えた米を蒸すための大きな蒸し器です。底に蒸気の通る穴やすのこがあり、布を敷いた上に米を張り込んで、下から蒸気を当てて蒸し上げます。伝統的には、湯を沸かす和釜の上に据える木製の桶型のものが使われてきました。
現在はステンレス製の甑や、ボイラーの蒸気を使うものが多くなり、大きな蔵ではベルトコンベアで米を運びながら蒸す連続蒸米機も使われています。それでも、蒸し上がりの質感を重んじて、昔ながらの甑を使い続ける蔵もあります。
酒造りの季節、朝の蔵に甑から湯気が立ちのぼる光景は冬の風物詩です。その季節の最後の米を蒸し終えることを甑倒し(こしきだおし)といい、造りの山場を越えた節目として、蔵人をねぎらう祝いの席を設ける蔵もあります。
執筆:SAKEJOURNEY編集部 / 最終更新:2026年9月28日


