SAKE DICTIONARY
竪型精米機とは
読み方:たてがたせいまいき別表記:縦型精米機分類:製法・造り
縦向きの軸で砥石状のロールを回し、米を少しずつ削る酒造用の精米機。食用米向けの横型より深く均一に磨け、吟醸酒の誕生を支えた。
竪型精米機(たてがたせいまいき)は、縦向きの軸に取り付けた砥石状のロールを回転させ、米粒の表面を少しずつ削っていく精米機です。縦型精米機とも書きます。食用米の精米に広く使われる横型の精米機に対し、酒造用に発達した方式で、時間をかけて深く磨くことができます。
現在の酒造用精米機の標準的な構造とされるのは、1930年(昭和5年)に完成した竪型研削式精米機です。金剛砂を焼き固めた円盤状のロールを使い、それまでの水車精米などでは難しかった高い精白を可能にしました。酒造好適米の開発や新しい酵母の登場と重なって、吟醸酒が生まれる技術的な土台になったとされています。
深く磨くほど精米には長い時間がかかり、米が熱を持って割れないよう、削る速さの調整にも気を配ります。精米歩合の小さな酒の背景には、この機械と、それを扱う人の根気があります。
執筆:SAKEJOURNEY編集部 / 最終更新:2026年9月28日