SAKE DICTIONARY
玉泡とは
読み方:たまあわ分類:製法・造り
醪の泡の移り変わりのうち、落泡のあとに現れる、シャボン玉のような丸い泡が表面に残った状態。発酵が終盤に入ったことを示す目印になる。
醪(もろみ)の表面は、発酵の進み具合につれて姿を変えていきます。蔵人はその移り変わりを筋泡、水泡、岩泡、高泡、落泡、玉泡、地(じ)と呼び分け、タンクをのぞいては経過を読んできました。玉泡(たまあわ)はその終盤、盛り上がっていた高泡が引いた落泡のあとに現れる、丸い粒のような泡です。
泡の山が消えて、表面にシャボン玉を思わせる泡が点々と、あるいは一面に浮かんでいる状態で、発酵の勢いが山を越えたことを示します。やがて玉泡も消えて醪の面が見えてくると、「地」と呼ばれる段階に入ります。
泡の姿はあくまで目安のひとつで、実際の管理では品温やボーメ度、日本酒度などの分析と合わせて判断します。泡をほとんど立てない泡なし酵母で仕込んだ醪では、こうした泡の変化は見られません。
執筆:SAKEJOURNEY編集部 / 最終更新:2026年9月28日