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SAKE DICTIONARY

酢酸イソアミルとは

読み方:さくさんいそあみる分類:味・香りの表現

バナナやメロンのような甘い香りのもとになる香気成分。きょうかい7号や9号酵母が作る古典的な吟醸香で、カプロン酸エチルより穏やかで食事に合わせやすい。

酢酸イソアミルは、バナナやメロンを思わせる甘い香りのもとになる成分です。カプロン酸エチルと並ぶ日本酒の吟醸香の主役で、酵母がアミノ酸のロイシンから作り出します。

きょうかい7号や9号といった古典的な酵母が作る吟醸香は、主にこの酢酸イソアミル系です。カプロン酸エチルのリンゴ系の香りに比べると穏やかで落ち着いており、食事の邪魔をしにくいため、食中酒向けの吟醸酒に好まれます。

1990年代以降、鑑評会ではカプロン酸エチル系の派手な香りが主流になりましたが、近年は「食事と合う吟醸酒」として酢酸イソアミル系の香りを見直す動きもあります。同じ吟醸香でも、どちらの系統かで酒の性格はかなり変わります。

執筆:SAKEJOURNEY編集部 / 最終更新:2026年9月28日

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