SAKE DICTIONARY
デキストリンとは
読み方:できすとりん分類:原料・酒米
でんぷんが分解されていく途中でできる、ブドウ糖がいくつもつながった中くらいの大きさの糖。醪の中でさらに分解され、一部は酒にも残る。
デキストリンは、でんぷんが細かく分解されていく途中の段階の物質です。でんぷんはブドウ糖が長くつながった大きな分子で、酵素によって切られていくと、まず中くらいの長さの鎖であるデキストリンになり、さらに麦芽糖やブドウ糖へと小さくなっていきます。
日本酒造りでは、麹の酵素のうちα-アミラーゼが蒸米のでんぷんを切ってデキストリンをつくり、グルコアミラーゼがそれを端からブドウ糖に変えていきます。酵母がアルコールに変えられるのはブドウ糖などの小さな糖なので、デキストリンのままでは発酵には使われません。
醪の中ではその多くがブドウ糖まで分解されますが、分解しきれなかった分は搾ったあとの酒にもわずかに残ります。でんぷんとブドウ糖の「あいだ」にあたる存在として覚えておくと、糖化から発酵へとつながる流れが理解しやすくなります。
執筆:SAKEJOURNEY編集部 / 最終更新:2026年9月28日