SAKE DICTIONARY
白ボケとは
読み方:しろぼけ別表記:蛋白混濁分類:味・香りの表現
火入れした酒に残った酵素などのタンパク質が変性し、酒が白くぼんやり濁る現象。香味の異常はないが見た目を損ねるため、滓下げで防ぐ。
白ボケ(しろぼけ)は、火入れをした酒が、貯蔵中に白くぼんやりと濁ってくる現象で、蛋白混濁とも呼ばれます。原因は、麹に由来する糖化酵素などのタンパク質です。酒に溶けていたタンパク質が火入れの熱で性質を変え、やがて集まって細かな粒になることで、濁りとして現れます。
見分け方としては、濁った酒を60℃ほどに温めてみて濁りが消えれば、タンパク質による白ボケと判断できるとされています。香りや味そのものに異常が出るわけではありませんが、澄んでいるはずの酒が曇って見えるため、商品としては避けたい現象です。
そのため蔵では、瓶詰めの前に滓下げ剤でタンパク質を沈めて取り除いたり、濾過をしたりして予防しています。現在の市販酒で出会うことはまれですが、うっすら濁った火入れ酒を見かけたら、この現象を思い出してみてください。
執筆:SAKEJOURNEY編集部 / 最終更新:2026年9月28日