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SAKE DICTIONARY

諸白とは

読み方:もろはく分類:蔵と文化

麹米と掛米の両方に精白した米を使う、室町時代に奈良の寺院で確立された製法。現代の清酒の原型で、「奈良の諸白」は江戸初期まで最高級酒の代名詞だった。

諸白(もろはく)は、麹米と掛米の両方に精白した(磨いた)米を使う製法、またはその酒のことです。それまでは麹米に玄米を使う「片白」が普通でしたが、室町時代に奈良の寺院(菩提山正暦寺など)で諸白が確立され、澄んで香りのよい酒が生まれました。

「奈良の諸白」「南都諸白」は室町から江戸初期にかけて最高級酒の代名詞で、その技術が伊丹や池田、やがて灘へと伝わり、江戸に送られる下り酒の基礎になりました。

精米した米だけで造る、というのは現代の清酒では当たり前ですが、その出発点が諸白です。日本酒の歴史をたどると、奈良の寺院で生まれた製法が今の酒につながっていることが分かります。

執筆:SAKEJOURNEY編集部 / 最終更新:2026年9月28日

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