SAKE DICTIONARY
磁器と陶器とは
読み方:じきととうき別表記:磁器/陶器/焼き物分類:酒器
酒器の素材の基本的な違い。磁器は石の粉が原料で薄く硬く、香りや味をそのまま伝える。陶器は土が原料で厚く温かみがあり、燗酒の温度を保ちやすい。
焼き物の酒器は、大きく磁器と陶器に分かれます。磁器は石を砕いた粉を原料に高温で焼いたもので、白く硬く、薄く作れます。有田焼や九谷焼が代表です。陶器は粘土を原料に焼いたもので、厚みがあって温かみがあり、備前焼や信楽焼、萩焼などがこれにあたります。
酒の印象も変わります。磁器は飲み口が薄く、酒の香りや味をそのまま伝えるので、吟醸酒や冷酒に向きます。陶器は厚みで保温性があり、燗酒の温度が保たれるうえ、口当たりも柔らかくなります。萩焼のように、使い込むうちに酒が染みて色が変わる「育つ」楽しみもあります。
素材で味の印象が変わるのは酒器選びの醍醐味です。同じ酒を磁器と陶器で飲み比べると、その違いがよく分かります。
執筆:SAKEJOURNEY編集部 / 最終更新:2026年9月28日