SAKE DICTIONARY
YK-35とは
読み方:わいけーさんじゅうご分類:蔵と文化
山田錦(Y)・熊本酵母(K)・精米歩合35%を組み合わせれば鑑評会で金賞が取れる、と酒造関係者の間で言われた吟醸酒造りの型を表す符号。
YK-35(ワイケーさんじゅうご)は、山田錦の「Y」、熊本酵母の「K」、精米歩合35%の「35」を並べた言葉です。この3つを組み合わせれば全国新酒鑑評会で金賞が取れる、という意味で、1980年代から酒造関係者の間で広まったとされます。ここでいう熊本酵母は、熊本県酒造研究所で分離された、きょうかい9号酵母を指します。
あくまで経験則や俗説として語られてきたものですが、鑑評会に出品される大吟醸の多くがこの型に近づいた時期があり、精米歩合を競い合う流れを後押ししたとも言われます。この言葉を商品名に掲げる酒もあるほど、広く知られた符号です。
現在は、山田錦以外の酒米や各県が開発した酵母で金賞を受ける酒も少なくなく、YK-35だけが正解という時代ではありません。とはいえ、ラベルでこの言葉を見かけたら、香り高く端正な、鑑評会型の大吟醸を目指した酒だと受け取ってよいでしょう。
執筆:SAKEJOURNEY編集部 / 最終更新:2026年9月28日