SAKE DICTIONARY
呑み切りとは
読み方:のみきり別表記:呑切り/初呑み切り/初呑切り分類:製法・造り
貯蔵タンクの呑口を開けて酒を取り出し、熟成の進み具合や異常の有無を確かめること。夏に行うその年最初の回は「初呑み切り」と呼ばれる。
呑み切り(のみきり)は、貯蔵しているタンクの酒を少量抜き出して、熟成の具合や傷みがないかを確かめる作業です。タンクの下にある呑口(のみくち)を開けて酒を取り出すことから、この名で呼ばれるといわれます。
冬から春に搾って火入れした酒は、タンクの中で夏を越します。気温が上がると火落ち菌などによる劣化が起こりやすくなるため、6月から8月ごろにその年最初の呑み切りを行う蔵が多く、これを初呑み切りと呼びます。タンクごとに酒を利き、香りや味の変化、成分を調べて、順調に熟成しているかを判断します。
初呑み切りには、杜氏や蔵元だけでなく、地域の技術指導者や国税局の鑑定官などを招いて意見を聞く蔵もあります。ここでの評価は、ひやおろしや秋あがりとして出す時期や、どのタンクをどの商品に回すかを決める材料にもなります。夏を越す酒の様子を確かめる、蔵にとって大切な節目です。
執筆:SAKEJOURNEY編集部 / 最終更新:2026年9月28日