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SAKE DICTIONARY

並行複発酵とは

読み方:へいこうふくはっこう分類:製法・造り

麹による糖化と酵母によるアルコール発酵が同じタンクで同時に進む、日本酒特有の発酵形式。醸造酒最高クラスの度数を生む。

並行複発酵は、米のデンプンを糖に変える「糖化」(麹の働き)と、糖をアルコールに変える「発酵」(酵母の働き)が、同じタンクの中で同時に進む発酵形式です。日本酒の醸造を特徴づける、世界的にも珍しい仕組みです。

ワインは原料のブドウに最初から糖があるので発酵だけ(単発酵)。ビールは麦芽の糖化を終えてから発酵させます(単行複発酵)。日本酒は糖化と発酵が並走するため、糖が濃くなりすぎて発酵が止まることがなく、醸造酒として世界最高クラスのアルコール度数(20度前後)まで自然に到達できます。

麹・酵母・蔵人の管理が三位一体で進む繊細なプロセスこそ、日本酒が「並行複発酵の芸術」と呼ばれる理由です。

執筆:SAKEJOURNEY編集部 / 最終更新:2026年9月28日

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