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SAKE DICTIONARY

桶買い・桶売りとは

読み方:おけがい別表記:桶買い/桶売り/桶取引分類:蔵と文化

大手メーカーが地方の蔵から酒をタンク単位で買い、自社の銘柄として売る取引。昭和期に盛んで、多くの地方蔵の経営を支えた。近年は減少し、表示の透明化も進んだ。

桶買い・桶売りは、大手メーカーが地方の蔵から酒をタンク(桶)単位で買い取り、自社の銘柄として瓶詰めして売る取引です。買う側が桶買い、売る側が桶売りです。昭和の高度成長期、需要が伸びた大手の生産が追いつかず、全国の中小の蔵が「下請け」として酒を造る構造が広がりました。

桶売りは多くの地方蔵の経営を支えましたが、自分の銘柄を持たずに酒を造り続けることへの葛藤もあり、1970年代以降の地酒ブームで自社銘柄に転じる蔵が増えました。大手の側も需要の減少で桶買いを減らし、現在は取引量が大幅に減っています。

飲み手の側からは見えにくい取引ですが、ラベルの製造者欄に「製造者」ではなく「販売者」と書かれている場合、他の蔵で造られた酒である可能性があります。生一本の表示は、これを区別するための仕組みのひとつです。

執筆:SAKEJOURNEY編集部 / 最終更新:2026年9月28日

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