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SAKE DICTIONARY

こもかぶりとは

別表記:菰被り/菰樽分類:蔵と文化

杉の酒樽のまわりを、藁などで編んだ菰で包んだもの。江戸時代に樽を運ぶ際の破損よけとして始まったとされ、今は鏡開きに欠かせない祝いの樽として親しまれる。

こもかぶり(菰被り)は、杉の酒樽のまわりを、藁などを編んだむしろ状の「菰(こも)」で包んだものです。「菰樽(こもだる)」とも呼ばれ、祝いの席の鏡開きでおなじみの姿です。

始まりは江戸時代の酒の輸送にさかのぼるとされます。上方の酒どころから江戸へ「下り酒」を運ぶ量が増え、樽廻船で大きな四斗樽が海を渡るようになると、揺れやぶつかり合いから樽を守るために菰を巻くようになった、と伝えられます。やがて菰には蔵の銘柄や商標が描かれるようになり、遠目にもどこの酒か分かる看板の役割も果たしました。これを「印菰(しるしこも)」と呼びます。

現在のこもかぶりは、結婚式や開店祝い、式典などの鏡開き用として、さまざまな大きさで作られています。菰に描かれた色鮮やかな意匠を眺めるのも、樽酒を楽しむときの見どころのひとつです。

執筆:SAKEJOURNEY編集部 / 最終更新:2026年9月28日

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